2011'05/25

スピーカからの音圧波形が入力信号波形と同じならば、音楽信号をそのまま損なうことなく聞けることになる。10F4424Gの音響特性をオプティマイズド・ブリッジTMMFBやSSCを応用して精密にコントロールしながら音圧波形 がどのように改善されるのか?おさえていきたい。

オプティマイズド・ブリッジTMMFB

オプティマイズド・ブリッジTMMFBにより、ダイアフラム共振によるあいまいな応答を改善する。モーショナル信号のフィードバックにより最低共振特性が消失し直線的な速度型特性に生まれ変わる。 オプティマイザを吟味して10F4424Gユニット固有の高域特性を補正する。

オプティマイズド・ブリッジTMMFBスピーカ音圧(-40dB以下はルーム・ノイズの影響)

10F4424Gの最低共振周波数126Hzにおけるサイン波ステップ応答だ。上(ch1)が入力 電圧波形、下(ch2)がスピーカ音圧波形だ。ダイアフラム応答が改善され第1波目の最初のスイングで定常振幅に達する。90°進む位相からも速度型特性と分かる。

上(ch1)オプティマイズド・ブリッジTMMFBアンプ入力、下(ch2)スピーカ音圧

イコライザ

イコライザにより20Hz-17kHzの広い帯域で±3dB以内と有効径68mmφの小口径スピーカユニットとしてはかつて無いほどフラットな周波数特性が得られている。

イコライザ補正オプティマイズド・ブリッジTMMFBスピーカ 音圧

上(ch1)がイコライザ補正オプティマイズド・ブリッジTMMFBアンプ出力でスピーカユニットの端子電圧波形、下(ch2)がスピーカ音圧波形だ。イコライザのカットオフ特性によりベースラインに変動があるがアナログ特性としては これ以上無いと言える良い特性だ。細かな違いは残るがトランジェントが改善され、スピーカの音圧波形が入力の音楽信号と同じなる。

上(ch1)イコライザ補正オプティマイズド・ブリッジTMMFBアンプ出力、下(ch2)スピーカ音圧

 

SSC

アナログ特性としてはこれ以上はないぐらいの仕上がりだが目指すのは理想だ。まだ不十分だ。物理特性に差があれば音に違いがでる。

SSCの補正範囲を20Hz〜21kHz、±12dB、Smoothness1とした。

SSCの補正範囲 (Smoothness 1)

 

可聴帯域全域で完璧に「まったいら」な直線的な特性に仕上がっている。

たかだか有効径68mmφの小口径ユニットの特性だ。このユニットでここまで仕上げた例は多分史上初と言えるだろう。すごい!

SSCスピーカコレクション(Smoothness 1)

上(ch1)がSSC+イコライザ補正オプティマイズド・ブリッジTMMFB出力の電圧波形 (スピーカ端子)、下(ch2)がスピーカ音圧波形だ。時間軸が厳密に改善され入力信号と全く同じ といって良い応答が得られている。

アナログプロセスでこの応答を得ることは不可能と言えるだろう。

(上:ch1)SSC+イコライザ補正オプティマイズド・ブリッジTMMFB出力、(下:ch2) スピーカ音圧

ようやく

やっとスピーカーの音圧波形が入力の電圧波形とイコールにできた。トースト トゥ オプティマイズド・ブリッジTMMFB アンド SSC!!

楽器の違いや、爪がキーボードに触れるかすかな音の違いまで明瞭にわかる。ミュージシャンたちの息遣いまで伝わってくるようだ。そんな表現が相応しい。

制動の効果を指で触って確かめることができるし、トランジェントを目でみることができる。非現実的なミュージック・チェンバーではない日常の空間で可聴帯域全域で限りなくフラットな周波数特性と群遅延時間特性がえられている。